【論文紹介】「メガソーラーの山林・山間への設置と自然保護」


「メガソーラーの山林・山間への設置と自然保護」

編集 河野 仁、環境技術、vol.49(3), 2020, pp.3-21.


 メガソーラーは、山林等への設置が急速に進み、各地で反対運動が起きています。
 太陽光発電は、地球温暖化対策として必要ですが、メガソーラーが自然環境の中に設置される場合は、環境保全、景観、災害防止の観点から設置が可能な場所と制限される場所の仕分けが必要です。
 ところが、これまでの森林法、環境影響評価法では、そもそも太陽光発電を想定していないために、その規制がなく、さまざまな問題をひきおこしています。
 そこで、本特集では、再生可能なエネルギーの普及と自然環境保全の両立をめざす立場から、メガソーラーに的をしぼり、規制の現状を整理し、各地の取り組みを紹介し、今後のあるべき方向について提案します。この問題に関心をもつ市民の方々に読んでいただきたくご案内を致します。(企画:河野 仁本誌編集委員)